毎日ねむい

アウトプット用備忘録

夢のような日

2016年10月28日

前日から、ずーっとそわそわ、わくわく、が止まらなかった。

いつもより早く起きて綺麗にお化粧をし、髪の毛を綺麗にし、お気に入りのお洋服を着た。

わたしが何かするわけではないけど、気合が自然と入った。

この日は装苑に伊野尾くんが載る日。

待ちに待った日だった。

 

Twitterで12月号の予告の

装苑男子SP 伊野尾慧」

の字を見て心の底からふるふると湧き上がるものがあった。

ああ、ついに。ついにこの日がきたー!って嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。

どうしても今年中に装苑に載ってほしかったから。

今年は念願のHの表紙にもなったり、SODA、SPUR、などドル誌以外にも素晴らしいお写真の雑誌にたくさん載った。

でも、どうしても装苑に出て欲しかった。

今の世間の流れや熱量などを踏まえて、出るなら今年!今年中に出て!って思っていた。

 

 

装苑は当時デザイン学科に通うサブカルかぶれの高校生だったわたしにとって憧れの雑誌だった。

あの美しい世界にとても憧れたし、現に同級生の作ったものが今載ったりしている。

今でも好きで読むけれど、ああこの雑誌に彼が載るとしたらどんな風になるのかな、こんな風に載ってほしいなって考えるのが楽しかった。

それが現実になるなんて。

だからとても嬉しくて毎日そわそわしていた。

 

 

発売日の朝、いつもより少し早い電車に乗った。

職場近くのコンビニを数軒はしごしたけどなかった。

お昼休みを自由に取れるので、混んでいる時間をずらしてわざわざ新宿の小田急へ行った。

エレベーターを上がる時間がいつもより長く感じ、ファッション誌のコーナーに向かうときの心臓のどきどきは感じたことがないようなものだった。

残り一冊のところをぱっと手に取り、載っているページを探した。

ようやく見つけたときは嬉しくって涙目になって、手が震えた。

どれも全部素敵なお写真。素敵なメイク。素敵なスタイリング。

ああ装苑に載るならこうあってほしいって願って止まなかったものだった。

そのまま一目散にレジに行き、上のレストラン街でお寿司を食べた。

 

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なんだかこのお箸割りづらいなあって思ったら、手が震えて割りづらいだけだった。

本当は仕事中でなければビール飲みたいくらいだったけど、さすがに自重した。

手を震わせて、涙目になりながら、デパートの高層階で食べるお寿司の味はおいしかった。

好きな人がやってほしいお仕事をしてくれるってこんなに嬉しいことなんだって、心臓がずーっとどきどきしていた。

 

 

発売日を一日過ぎてから本屋さんで平積みされている雑誌をチェックしている。

たまたまかもしれないけど、どこのお店も大抵残り数冊しかなくて嬉しくてまた買ってしまった。

彼目当てに買っている人ばかりじゃないのはわかっているけど、それでも全然興味がなかった人でも少し目に留まるくらい、あれはとてもいい誌面なんじゃないかな。

普段なら家では飲まないようにしているお酒を珍しく飲み、涙目になりながらMステをリアタイした。

 

 

10月28日は、伊野尾くんが装苑に載ったうれしい日。

どうかまた載ってほしいな。

モデル体型というわけではないけれど、彼は装苑にとても似合う。

そしたらまた買うから、その時はまたお寿司を食べます。

彼はいつもわたしに嬉しい夢を見させてくれる。

 

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初めてコンサートへ行った日

今更ながら、忘れないように書き留めておきます。
※ちょこちょこ加筆修正済みです。



2015年12月30日の早朝。
わたしは東京駅から新大阪に行く新幹線に乗っていた。
京セラドームで行われるHey! Say! JUMPのカウントダウンコンサートへ行くために。
わたしにとって初めてのコンサート。
日程を知った深夜に、すぐに宿を手配し、翌日ファンクラブに入会した。
本当に楽しみであと何日、あと何回寝たらコンサートだって指折り数えていた。

しかしクリスマスイブの晩に流行りのウイルス性の胃腸風邪にかかり、ギリギリまで行けるかどうかの瀬戸際だった。
仕事も忙しくて毎日深夜に帰宅していてプライベートの時間もなかなか取れずに気持ちがすり減っていたとき、大袈裟ではなくコンサートが生きがいのようだった。
このまま治らなくて行けなかったらどうしようって絶望して、いい大人が恥ずかしながらちょっと泣いたりもした。
なんとかぎりぎり体調が良くなり、行けることになった。
前の日の晩からどきどきしてなかなか眠れなかった。
コンサートの前の日にこんなに楽しみなのはとても久しぶりだった。


わたしは数年間、女の子のアイドル現場に行っていた。
まわりの友人でジャニーズのファンの方はたくさんいて、「こっちの水もおいしいよ〜」とたびたびお誘いを受けたりもしていた。
でも、大好きな女の子がいたので他のことはあまり考えられずにその子に気持ちを注力していた。
他の人に比べたら劣るだろうけど、自分なりに全力だった。
そんな彼女が2015年の3月に卒業をした。
そのグループは握手会などファンとアイドルが直接会話をする特典会というものがない。
なので、毎回手紙をライブやイベントごとに書いていった。
特典会など直接会話する機会はないものの、卒業した数日後に直接話せる機会がある。
わたしは手紙とプレゼントを持って、彼女のもとへ会いに行った。
彼女はわたしのことを知っていてくれていた。
名前を見て、いつもお手紙ありがとうございます、と言われて、飛び上がるくらい嬉しかった感覚は今でもついこの前のことのように思い出せる。


大好きな女の子にそんな風に言ってもらえて、その子のことを好きになってから他の現場はそんなに行っていなかったけど、他の子のことが考えられずにしばらく現場にも行かずに隠居生活を送っていた。
わたしはテレビが大好きなので、なんとなく少し前に観てた月9での鷲尾くん役の男性がHey! Say! JUMPの中島くんだとドラマの後半で知った。
水球ヤンキースの金髪の彼と同じ人とは最初気がつかなかった)
すごく男前なのになんてへんてこな役やらされてるんだろうと思いつつ、グループ自体がなんだか気になってきた。

2014年に出たウィークエンダーはとても好きな曲で、そのあたりから彼らがテレビに出るときは大体チェックして観ていた。
当時は山田くん、八乙女くん、有岡くんは分かるものの、他に誰がいるというのはあんまり関係なくて、とりあえず「ウィークエンダーが好き」というだけだった。
(東京ライフやリトラもたまに観ていたけど、それはジャニーズのひとが生放送で番組やっているのが面白かったからという理由で誰が出てるとかはあまり意識していなかったかも。)


それで、月9に出ていた中島くんを観て、彼もこのグループだったのか!と思ったのだった。
そして、ウィークエンダー目当てに観ていたテレビでなんとなく気になっていた人がいた。
それが伊野尾くんだった。
その後中島くんが出ていた月9が終わり、また別のドラマをなんとなく観てたら、マッシュルームカットの伊野尾くんが出ていた。
出ているのを知らずに観ていたのだが、それ以来彼目当てにドラマを観るようになった。
そうしているうちに、大好きな女の子が卒業した心の隙間にするっと伊野尾くんが入ってきてしまったのだ。
気になりはじめていろいろ調べているうちにあれよあれよという間に好きになってしまった。
サブカルに片足突っ込んでいるミーハーなので、好きになるのに時間はかからなかった。


好きになった頃にはツアーには間に合わないし、これもタイミングだと思い早々に諦めて毎公演セットリストやMCなどをチェックした。
アルバムは滑り込みで予約が間に合ったのでそれをずっと聴いていた。
そして表紙になったananを購入したり、いよいよ始まったのかななんて、内心ちょっとわくわくしていた。
何でもそうだけど、好きになりたては楽しいしわくわくする。
そんな矢先にカウントダウンコンサートが行われることが決まり、ファンクラブに入り、いろいろありながらも無事に行けることになった。
好きになったタイミングは遅いけど、好きになった年にコンサートが観られることがとても嬉しかった。


そうして迎えたコンサート当日。
病み上がりだったので、友人が代行してくれたペンライトと伊野尾くんのうちわを持って座席に着いた。
自分の席はメインステージからほぼ正面のスタンド上段。
それでもバックステージに来たり、外周をフロートでまわるときも表情が目視出来るくらいで、初めてなのにとても良い席だったと思う。
普段行っている女の子アイドル現場だと、女性もいるものの圧倒的に男性が多い。
おまけにファンの年齢層からだいぶ年上のわたしは若い女の子ばかりの現場に少し緊張していたけど、隣が自分よりおそらく年上の女性でちょっとだけホッとした。
直前まで床に伏せていたのもあり、勉強不足なところもあったけど、自分の好きな曲で踊ったり、聴きたかった曲が聴けたりして純粋にすごく嬉しくて楽しかった。
伊野尾くんはもちろんだけど、コンサートに行って9人全員のことが大好きになった。
双眼鏡を忘れてしまうという致命的なミスをおかしたけれど、コンサート映像などを観ていて、遠目でも伊野尾くんのダンスの癖などでどこにいるかなんとなく分かった。

ツアーをなぞったコンサートだと聞いていたので、おそらく最初はツアー通りのウィークエンダーかな!とわくわくしてたらやっぱりで最初からめちゃくちゃ興奮した。
2014年最高の夏ソングだと思ってずーっと聴いていたウィークエンダーから始まるライブなんて最高しかないと思っていたから、サビで一緒に踊れて楽しかった。
あと、ずっとテレビや雑誌で観ていたひとたちが出てきて、本物がいる!!!実在していた!!とふつふつと感動していた。
ペットショットラブモーションではあまりの可愛さに開いた口が閉じられなかった。
UNIONでは、三人に恋しない女性なんていないでしょ…というくらいめちゃくちゃかっこよかった。
Puppy Booはアイドルにステッキ持たせたひと天才だと思ったし、伊野尾くんのピアノから始まるChikuTakuを考えたひとには納税したいと思った。
(のちにChikuTakuの冒頭演出はこれは薮さま発案だったと聞いてさすがすぎると納得した)


女の子のアイドルとの楽しみ方が全然違うことにもびっくりした。
みんな推しジャンとかしないしケチャも打たない。
(わたしは推しジャンはしません)
一挙手一投足に黄色い声があがることにびっくりもしたけど、いやあんな美しいひとたちが動くたびに声が出るのは不思議なことじゃない、と妙に納得した。
他にもいろいろ感じたことはあるのですが、長くなるので割愛します。



帰省もあったので30日の一公演しか入らなかったけど、それでもとても思い出に残る日になった。
何もかもがきらきらして見えて、単純だけど彼らが頑張っている姿を見てわたしも自分のやるべきことを頑張ろうと思えた。
初めてのコンサートのことは、きっとこれからも忘れないんだろうなと思う。


大好きな女の子が卒業して、もうヲタ卒かななんて思ってたけど新しい扉を開いてしまったおかげで当分ヲタはやめられそうにない。
今年もコンサート行けるといいな、と思いながらこれからのグループの活躍を見守りたいです。